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積水ハウスでスーペリア仕様の家づくり ~暮らしのリアル~
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家づくりの不安を払拭するためにやってよかった3つのこと

わたしたちが家づくりを進める中で、大きな不安に襲われたタイミングがいくつかありました。

  • 間取りがしっくりこない。もっといい間取りがあるのではないか
  • 採光が取れず暗いLDKになるんじゃないだろうか
  • こちらの意図はちゃんと伝わっているのだろうか
  • 提示されている価格は本当に適正なのだろうか
  • どこまで信じて任せたらいいのだろうか

初めての家づくりだから、段取りや価格や提案の標準がわからない…
相手を疑いたくはないけれど、完全に信じてすべてを任せるのも正直怖い…
ずっと住む家になるならなるべく後悔の少ない家にしたい…
そう思えば思うほど、心に余裕がなくなり視野が狭くなっていたときがありました。

結果的に、不安にうまく対処しながら家づくりを進めることができましたが、その秘訣は、『不安の可視化』にあると思っています。

この記事では、わたしたちが実際に試して不安を減らすことができた、3つのことをご紹介します。

目次

収集できる情報はすべて集める

わたしたちは標準の「グリーンファーストゼロ」から、断熱・気密性能をグレードアップさせた「グリーンファーストゼロスーペリア」に仕様を変更しました。
仕様の変更に伴い、かかる費用や仕様の違いをはじめとした、たくさんの疑問点もありました。

疑問を解決するためにまず助けを求めたのは、担当の営業の方でした。
わたしたちの担当の方はとても若い方だったのですが、いつもわたしたちの疑問に対し丁寧に答えてくださり、時には+αの提案までしてくださったこともあり、寄り添って下さる心強い存在でした。

その担当営業の方を窓口に、わからないことはどんどん聞いて、不安を解消するために情報を集めました。
積水ハウスでは積極的に実施されない部分については、自分たちで情報を集めて勉強したり試したりしました。

標準仕様と概算を知る

スーペリア仕様を採用すると、追加費用が約数百万円かかります。
ですが細かな数字はプランによっても異なるため、担当営業の方に確認するのが適切です。

わたしたちの家づくりにかかった総額については、下の記事でも紹介しています。

家のどの部分にコストをかけるのかを決めるためには、積水ハウスの標準仕様についてよく知っておくことが助けになります。
積水ハウスの標準仕様はすでに高品質なラインナップがそろっているので、「オプションをつけなくても意外と大丈夫だった」ということがあったりします。

メリハリのある家づくりができるよう、標準仕様については前もってしっかり学んでおくのがいいと思います。
積水ハウスの家づくりの構造・工法、断熱・気密、外装、屋根、設備、その他細部の仕様に関する標準仕様を簡潔にまとめた記事も書きました!気になる方はあわせて目を通してみてください。

設計上の制限を知る

わたしたちの住む地域では、まだスーペリア仕様の施工例が少なく、担当営業の方も調べながら設計打ち合わせに同席されている様子でした。
間取りに制限があると一言にいっても、プランによってその影響度はまちまちで、厳密にしかも打ち合わせでこれでいこうと仮決定したプランが後日「実はこの部分が難しいことが判明して…」と連絡をいただいたことも何度かありました。

間取りの制限に関する詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください。

ある日、担当営業の方が打ち合わせに”あるもの”をもってきて見せてくださいました。
それによってわたしたちの不安は大きく軽減されたのですが、あまりこの場に書いてしまうとよくない気がします…。

標準で実施される検査について知る

ホームインスペクションをお願いするかどうかで迷っていた時、担当営業の方に積水ハウスが標準で実施する検査について確認してみました。
また、それらの検査項目や結果を紙でいただくことはできるかどうかも併せて確認してみました。

結果的には、紙での検査ごとの結果の共有はしていないと断られてしまいましたが、最後に報告書という形で検査全体の結果を渡していることを事前に知ることはできました。

検査について細かい項目や点検結果を教えてもらえるわけではないものの、こちらが施工の質や点検について気にしていることを現場監督の方や営業の方に共有したことで、現場監督の方が大工さんへ、丁寧な施工について助言をしてくださいました。

ちなみに積水ハウスが標準で行う検査には、社内検査と社外検査があります
後のホームインスペクションは必要かどうかのテーマにもかかわる部分なのですが、詳しくはまた別の記事でご紹介します。

無料アプリをフル活用する

積水ハウスでは日照シミュレーションまでは実施されないため、自分たちで無料のアプリを活用して、実際の景色のどのあたりを太陽の起動が通るのかをスマホをかざしながら季節ごとにシミュレーションしました。

その結果、1階でも採光がとれることが明確になり、2階リビング案は正式に無くなりました。ただ、あくまでアプリレベルなので、余裕を持った設計計画を立てることが有用であることは言うまでもありません。

アプリを使って撮影した日照シミュレーションのデータは、担当の設計士や営業の方にも共有しました。営業の方はそのようなアプリの存在を知らなかったようで、驚いていました。
メーカーによっては、日照シミュレーションまで実施してくれるところもあるみたいですが、もし実施されないメーカーであっても、施主側の積極的な行動でカバーできることがあるので、ぜひ無料のアプリの活用はお勧めしたいです。

それでも心配な場合は、セカンドオピニオンで第3者の立場の方に日照シミュレーションを依頼するという選択肢もあります。追加費用は発生しますが、無料アプリでは心細いという方は依頼してみるといいかもしれません。

現場に足を運ぶ

わたしたちはホームインスペクションは実施しませんでしたが、そのかわり、積水ハウスで標準で実施される検査については担当の営業の方や現場監督の方にたくさん質問して、現場にも何度も足を運んで実際の施工をしっかり見せていただきました

現場では実際の施工を見ることができるのはもちろん、間取りの感覚や窓からの景色を実際に体感することもできてとても楽しかったです!
個人的には、これらを体感できたことで家具の大きさやカーテンのデザインを早めに検討することができるメリットもあったなと感じています。

断熱施工・気密施工が見られる

断熱材が隙間なく並べられて固定されている現場を見させていただきました。
その際、気密施工についても現場監督の方から複数個所案内をしていただき、ここも、ここも、ここも、このような工夫をして気密をとっていますよという風な丁寧な説明を聞きながら実際の現場を見ることができ、安心材料になりました

まだ上棟したばかりで断熱材が貼られていなかったときに比べて、断熱材が入った後の家は、外に比べて過ごしやすくなっており、断熱材の効果を早々に肌で実感できたことも、現場に足を運んだからこそ体験できたことでした

このように、あとから見えなくなってしまう部分を実際に目で見て確認することで、不安も大きく軽減させることができたと感じました。
現場を見ながら気になったことはどんどん質問することで、理解も深まりました。

スーペリア仕様ならではの施工が見られる

スーペリア仕様では、断熱材の厚みが標準仕様よりも厚くなっています。

ある日、もう何回目かになる現場に足を運んだ際に、断熱材は一通り貼られているのに、まだ断熱材が室内に保管されていることに気が付きました。

『これも断熱材ですか?』
「そうです」
『断熱施工はもう済んでいるんじゃ…』
「いえ、この上からまた貼ります」
『ほかの仕様でも同じような施工がされるんですか?』
「いえ、これはスーペリア仕様だけです。屋根のこの部分もスーペリアだけです。」

スーペリア仕様の断熱材は厚みが増すことは知っていたけれど、実際に目で見てみると、「これがスーペリア仕様か…」と圧倒されました。

断熱材の厚み以外にも、スーペリア仕様ならではの施工をいくつもみさせていただき、こんなところまで配慮して施工してくださっているんだと知ることができ、とても大きな安心材料になりました。
本当に、担当の現場監督の方にはいつも親身になって対応していただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。

第3者の力を借りる

気密測定

気密測定の実施については、何か期待することがあって実施を決めたというよりは、あれだけの施工をしていただいて、どれくらいの数値になるのだろうという純粋な興味からでした。

そもそも鉄骨住宅を選択している時点で、もともと気密に関してはそこまで数値にこだわりがあったわけではなかったので、結果として測定だけしてみようということになったのです。

追加費用は掛かりますが、安心材料を増やしたい方や、第3者の立場での検査に意味を感じる方などは、担当の営業の方や設計士の方に、できれば打ち合わせの早い段階で伝えておくことをお勧めします。

私たちが実際に気密測定を行ってかかった費用については、こちらの記事をご覧ください。

ホームインスペクション

「ホームインスペクション」とは、日本語では 住宅診断 と呼ばれるもので、主に住宅を購入・売却・リフォームする前に、専門家(建築士など)が第三者の立場で建物の状態を調査・診断することを指します。

  • 劣化や不具合の有無
    外壁のひび割れ、屋根や雨漏りの可能性、床下や基礎の状態などをチェック。
  • 住宅の性能や耐震性
    耐震基準に適合しているか、劣化対策や断熱などの性能に問題がないかを確認。
  • 修繕が必要な箇所の把握
    そのまま住めるか、将来的に修繕コストがどれくらいかかりそうかを予測。

ホームインスペクションを行うメリットとデメリットには、例えば以下のようなことが考えられます。

  • 「欠陥や劣化に気づかずに購入・建築してしまった」というリスクを減らせる
  • 第三者の中立的な意見が得られるので安心
  • 将来的な修繕費用を見積もりやすい
  • 費用がかかる(数万円〜十数万円程度)
  • 診断はあくまで目視中心の「一次診断」が多く、詳細な調査には追加費用が必要な場合がある

私たちは、ホームインスペクションまでは実施しませんでした。その理由や、実施を迷っている方のためのチェックリストについては、こちらの記事をご覧ください。

まとめ:不安は“可視化”で小さくなる

振り返ると、私たちがやったことは全て「可視化」だったなと思います。

  • 社内点検の中身と現場確認(= 施工プロセスの可視化)
  • セカンドオピニオン(= 不安の共有・言語化→可視化)
  • 気密測定(= 結果の可視化)

上記のような行動のおかげで、言語化できていない漠然とした不安も含めて解消されたとともに、「この家なら安心して暮らせる」という安心感がぐっとあがっていきました。
コストや手間は多少かかりましたが、完成後になるべく後悔しないための“必要経費”だったと思います

個人的には、なんでもかんでもお金をかければ安心できるというものではないと考えています。
自分が何に不安を感じていて、その不安を解消するためにどんな手段があるのかを知ったうえで、お金をかけるところとそうでないところを取捨選択できるといいのかなと思います。

お金をかけなくても、自分たちの行動でカバーできるところもあると思うので、この記事がその参考になればうれしいです!

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